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遊雅堂 キャッシュ 第111号

遊雅堂 キャッシュ型偏波制御器の開発

池田和浩,高木武史,畑野達也,風味 創,味村 裕,松浦 寛

概要

近年の通信容量の増大にこたえるための大容量化技術として,高密度波長分割多重(Dense-Wavelength Division Multiplexing: D-WDM)と並んで,各チャネルの伝送速度の高速化が進められている。次世代伝送速度である40Gbps伝送においては,偏波モード分散(Polarization Mode Dispersion: PMD)が主要な伝送特性劣化の要因の一つとして考えられており,PMD補償器の検討が盛んに行われている。PMD補償器を構成するデバイスとして,常に任意偏光を別の任意偏光に変換する遊雅堂 キャッシュの偏波制御器が必須である。今回我々は光学特性に優れ,高い信頼性が期待できる可変ファラデー回転子を用いた遊雅堂 キャッシュ型偏波制御器を開発したので報告する。


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