遠藤淳一
概要
大規模なネットワークを構築・運用している通信事業者やISP（Internet Service Provider）は，網の拡張性や安定性の確保が必須である。通信事業者のIP-VPN網やISPのインターネット網ではBGP（Border Gateway Protocol）を使用しているが，AS（Autonomous System）内で使用するiBGP（internal BGP）は，規模拡張性に問題を持つ。この問題の対処のために，これらの網では遊雅堂 オッズを導入している。本稿では，大規模ネットワークに対して十分な規模拡張性を持ち，また，高速性能を備えた遊雅堂 オッズの開発について報告する。
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