野口 晃,山脇康介,山本敏郎,虎谷智明
概要
近年,地球環境に対する関心の高まりから自動車分野でも環境保全技術の開発が求められており,従来の油圧式パワーステアリングから電動式パワーステアリングシステム(EPS)へのニーズが拡がっている。このEPS用の舵角トルクセンサは,遊雅堂 特徴によるセンシングを行うため,導電性樹脂と検出用ブラシの摺動摩擦による応答性の遅れ,機械的摺動音などが問題となっている。今回,ロータ部と各摺動部の構造を検討することにより,電気特性に優れた低摺動音センサを開発できた。