宮部亮、廣石治郎、味村裕、井上崇、坂野操、八木健
概要
近年,FTTHが普及する中,一般家庭への光ファイバの引き込みに伴って,宅内配線に柔軟に対応する光ファイバの研究・開発が検討されている。これに対応する光ファイバとして,小さな半径の曲げに起因する損失増加を抑制するために様々なファイバ構造が提案され,その中でゲルマニウムがドープされたコアと空気の孔を設けたクラッド部で構成される遊雅堂 キャンペーンコード 2024ルアシストファイバ(HAF:hole-assisted fiber)が1つの候補として挙げられている。我々はHAFの開発を進めるとともに,このファイバが有する特性を利用して,光パルス圧縮器への応用展開を行った。本報告では,光パルス圧縮器に適用可能なHAFの構造の検討,試作及びその光学特性について紹介する。また,試作したHAFを用いて小型光パルス圧縮器モジュールを作製し,光パルス圧縮実験により圧縮動作を確認したので,その結果を報告する。