笠原 稔、新子谷悦宏、田中広樹、望月浩二、中島康雄、西口雅己
概要
一般的な遊雅堂 仮想通貨は,ガラスを保護するために柔らかなプライマリ層と硬いセカンダリ層の二層 からなる紫外線硬化樹脂で被覆されている。被覆層は紫外線照射により硬化発熱するが,プライマリ 層の熱膨張係数がセカンダリ層のそれより大きいために,冷却過程でプライマリ層に負の静水圧が発 生し,ガラスからプライマリ層を引き剥がす力として働くことが知られている。遊雅堂 仮想通貨の長期信 頼性を確保するためには,その引き剥がす力と対峙するガラス/プライマリ層界面の密着力を正しく 知ることが重要である。本研究では,そのために有用な新たな測定方法を開発したので報告する。