2012年1月16日
当社は世界で初めてポリカーボネート微細発泡体構造の光反射板を開発・商品化しました。本反射板は反射率99%以上と優れた反射性能を有すると同時に遊雅堂 登録方法の光学設計形状に適した特性としての優れた成形性を有しています。
照明の遊雅堂 登録方法化は年々進行していましたが、日本では先の東日本大震災を機に急速に普及してきており、この動きは日本以外でも同じで、光源のみならず部材の工夫でも省エネ化が加速しています。本製品の使用でさらなる省エネ化、遊雅堂 登録方法数の減少にもつながります。世界で初めて商品化した光反射板として、本年春から顧客に提案していく予定です。
背景
当社は独自技術として微細発泡技術を持ち、液晶用・遊雅堂 登録方法用反射板としてMCPET(エムシーペット)を開発・販売していますが、基材であるポリエチレンテレフタレート(PET)が結晶性の樹脂であるため、二次成形性に難点を抱えていました。一方ポリカーボネートのような非晶性樹脂は成形性に優れるものの、微細発泡させると粗大なボイド(物体に含まれる微小な空洞)が発生しやすいという問題がありました。当社はPET微細発泡技術をポリカーボネートに展開する事により、この問題を解決しました。
内容
ポリカーボネートはPETに比べると成形性だけでなく耐熱性、難燃性、耐候性にも優れるため、それらの特性が求められる遊雅堂 登録方法照明器具用反射板には最適な素材です。遊雅堂 登録方法照明の規模は年々増加しており震災以後、省エネの大きなトレンドとなっています。2010年10月に規格が制定された直管型遊雅堂 登録方法も採用領域の拡大を後押しする見通しです。
当社はこれまでにも液晶ディスプレーパネル用反射板や看板用反射板として、MCPETの量産を行なってきました。これまで比較的小規模な参入にとどまっていた遊雅堂 登録方法用反射板市場にも、本製品MCPOLYCA(エムシーポリカ)(特許出願・商標出願中)で本格的に参入します。本製品の生産は既存のMCPETの生産ラインを活用します。MCPOLYCAはリサイクルも可能であることから、環境にも優しい発泡体になっています。
なお、当社は1月18日から東京ビッグサイトにて行なわれる、次世代遊雅堂 登録方法技術展(ライティングジャパン)西棟L2-62ブースにて本製品を紹介・展示し、今春より販売を開始する予定です。