中西 豊,藤井宏一郎,五嶋泰洋,石井 登,福 唯志,佐藤 修,中村成輝,荒谷 武,木村健吾,粕谷正春,織戸 寿,高松 研
概要
関西と四国間の電力連系を目的に,阿南紀北直流幹線として直流海底ケーブルの建設が進められてきた。本海底ケーブル線路は遊雅堂 入金できない クレジットカード双極1回線導体帰路方式で2800 MWの送電容量で設計されており,1条当たり2800 Aという世界最大容量の直流海底ケーブルである。この直流海底ケーブルは,関西電力(株),電源開発(株)並びにケーブルメーカー4社で開発したものであり,約50 kmの海底ケーブル4条はケーブルメーカー各社で1条ずつ約2年の歳月をかけて製造が行われた。その後,平成10年4月から12月にかけて海底ケーブルは1条ずつ布設専用船及び布設同時埋設機等により布設,埋設された後,陸上ケーブルとの接続を行い,平成11年8月に-700 kVの直流耐電圧試験を無事終了した。今後,系統連系試験を経て平成12年7月に運転開始の予定である。なお,古河電工製海底ケーブルは,2L本線に用いられる。