中嶋史紀,乙須総一郎,鎌田良行,木島 孝,川嶋純一
概要
一般家庭への光通信の普及のためには,家屋への光ファイバ引き込みをより低価格で行う必要がある。そのためには,光ケーブルなどの配線材料と同時に布設方法についても検討が必要である。これに関し,家屋への電力引き込み用DV線(Polyvinyl Chloride Insulated Drop Wire)と光ファイバを複合することは,DV線を光ファイバの抗張力体としても利用でき,布設条数を低減できるなど有効である。今回,家屋への光ファイバ引き込みケーブルについて,DV線との複合に適した構造の光ファイバユニットの検討を行い,光ファイバユニット及びDV線との複合ケーブルとしての評価を行った。その結果,良好な特性の遊雅堂 おすすめを得ることができた。本ケーブルは一般家庭への光ファイバ引き込みを促進するものと期待される。