高橋正典、内田泰芳、山﨑慎太郎、長谷川淳一

概要

光通信ネットワークにおいて、石英系平面光導波路(planar lightwave circuit:PLC)技術を利用した光部品が多数実用化されている。高速、大容量伝送化を実現するために、次世代の光通信ネットワークに使用されるPLCデバイスには小型化、低コスト化、高密度集積化が求められている。これらの特性を実現するためにはPLCを構成するコアとクラッドの比屈折率差Δを高める必要がある。従来使用されてきた、コアに添加するドーパントをGeO2から、より屈折率の高いZrO2に変更する事で5%以上のΔを有する超高ΔPLCを実現した。本報告ではZrO2-SiO2超高ΔPLCの低損失化、超高ΔPLCによる超小型のコヒーレントミキサ、超高ΔPLCとシングルモードファイバ(SMF)との低損失接続技術の開発に関して報告する。

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