野村義樹, 後藤聡敏, 末松克輝, 長谷川淳一, 奈良一孝, 荒井恒憲
概要
化学療法や栄養療法では,薬剤を投与する際に体内に植え込まれたCV(Central Venous(中心静脈カテーテル))ポートを利用するが,体外からはCVポートの穿刺部位を特定するためには穿刺訓練が必要で,不完全な穿刺や穿刺ミスによる医療事故がいまだに生じている。そこで,当社では非接触給電技術によりLEDを光らせて穿刺位置を特定する光るCVポート部材を開発した。開発した部材を用いて動物実験を行ったところ,CVポートにおける穿刺位置が特定されるため,安全,安心な穿刺ができることが確認できた。光るCVポート部材の製品化に向けて更なる検討を進める。
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