岡野電線 可動用光ファイバケーブルの開発に成功
〜産業用ロボットカメラへの搭載に最適〜
古河電工グループの岡野電線株式会社(本社:神奈川県大和市深見西一丁目5番28号、社長 上倉康弘)は、繰り返し曲げに耐えられる光ファイバケーブルを業界で初めて開発しました。
ケーブル外被は、難燃性を有しており、細くて軽く可とう性にも優れており、各種産業用ロボット等の画像伝送用途に適しています。
概要
従来、CCDセンサを用いた産業用カメラは、銅製のカメラリンクケ−ブルによる伝送が主流ですが、外部ノイズの遮蔽や高速性、伝送距離、伝送帯域に限界が有りました。
この改善にデジタル伝送が可能なCMOSセンサが開発され、石英ガラスを使用した光ファイバケーブルとの組み合わせにより、6Gbpsで100mという驚異的なレベルでの伝送が可能となっています。
こうした中、石英ガラスを用いた光ファイバケーブルは、一般的に、屈曲後すぐにロス増を発することがあり、長期の耐久性に問題がありました。
今回開発に成功した可動用光ファイバケーブルは、被覆材料や内部構造を工夫することで、1,500万回以上の折曲げ試験に合格しており(試験継続中)、高い信頼性と難燃性、可動性が求められる産業用ロボット、マウンタ用伝送装置等に最適な設計となっています。
仕様
ファイバ種類 | SM(R15)、GI(50/125) |
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ファイバ心数 | 2 心 |
仕上がり外形 | 6.0mm |
概算質量 | 36g/m |
本製品は本年12月4日から6日まで開催される国際画像機器展2013にて、株式会社アイジュール様のブースに参考出展いたします。