高出力レーザ・ダイオード・モジュールの合弁会社を設立
ファナック株式会社(社長;稲葉善治以下、ファナック)と古河電気工業株式会社(社長;柴田光義以下、古河電工)は、産業用光ファイバレーザ(以下、ファイバレーザ)の基幹部品である高出力レーザ・ダイオード・モジュール(以下、LDM)の開発、製造及び販売を行う新会社を設立することに基本合意しました。
背景
ファイバレーザは切断や溶接用途として、金属加工分野で急速に普及が進んでいます。特に波長の違いにより、炭酸ガスレーザに比べてファイバレーザは吸収率が高く、薄い板金切断で高速に加工ができるというメリットがあります。さらに低消費電力の特長等があります。
金属加工分野で主に用いられるファイバレーザの出力は1kWから6kW程度であり、基幹部品であるLDMの個数が多く、この部品のコストダウンが課題となっていました。
内容
このたび、ファナックと古河電工は、産業用高出力LDMのさらなる品質向上と量産効果によるコストダウンを目的として、開発、製造及び販売を行う新合弁会社を設立することに基本合意しました。
新合弁会社は、2015年度上期中を目標に設立し、資本金等の詳細は今後、両社で協議の上、決定していく予定です。
新会社概要
社名 | FFレーザ株式会社 |
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資本金 | 未定 |
出資比率 | ファナック50% / 古河電工50% |
所在地 | 本社:山梨県忍野村 ファナック本社工場敷地内 |
営業開始 | 2016年4月(予定) |
代表者 | 西川祐司(ファナック(株) 執行役員 レーザ研究所長) |