次世代フライホイール蓄電システム実証試験施設が完成
〜大規模太陽光発電及び電力系統との連系試験を開始〜
公益財団法人鉄道総合技術研究所、クボテック株式会社、古河電気工業株式会社、株式会社ミラプロ及び山梨県は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「安全・低コスト大規模蓄電システム技術開発」 プロジェクトにおいて、世界最大級の次世代フライホイール蓄電システム実証機を、山梨県が運営する米倉山大規模太陽光発電所と電力系統に連系させて、実証試験を行う施設を完成させました。今後、変動の大きい再生可能エネルギーの安定導入に向けた実証試験を今年度末まで行います。
資料:実証試験の概要
太陽光発電所と組み合わせた系統連系試験の実施
「エネルギーの地産地消」の実現に向け、再生可能エネルギーの導入を進めている山梨県の米倉山において、「次世代フライホイール蓄電システム」と大規模太陽光発電(注1)を組み合わせた系統連系試験を開始します。
この試験では、日射量等の自然条件によって変動する太陽光の、不安定な電力を新たに開発する蓄電システムで安定した電力にして、電力系統に送ることにしており、それによって、再生可能エネルギーがより導入されやすくなることが期待されます。
(注1)この実証試験実施のため、東京電力(株)と共同で建設した「米倉山太陽光発電所」10,000kWに加え、新たに1,002.6kWの「米倉山実証試験用太陽光発電所」を山梨県が建設しました。