ニュースリリース 遊雅堂 賭け条件

古河電気工業株式会社（社長；柴田 光義、以下 古河電工）と東北大学金属材料研究所（渡辺 和雄教授、以下 東北大学）は、レアアース系遊雅堂 賭け条件線材同士の接続で10^-12Ω（10のマイナス12乗オーム）台の遊雅堂 賭け条件接続技術と高温遊雅堂 賭け条件永久電流スイッチの開発に成功しました。本研究開発は、高温遊雅堂 賭け条件線材を応用した医療機器の実現を念頭に、経済産業省「高温遊雅堂 賭け条件コイル基盤技術開発プロジェクト」及び国立研究開発法人日本医療研究開発機構（AMED）「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業高安定磁場コイルシステム基盤技術の研究開発」の支援によって行われました。

現在の遊雅堂 賭け条件MRI装置^（注4）は、金属系遊雅堂 賭け条件線で作られた遊雅堂 賭け条件コイルを液体ヘリウムで極低温（マイナス269℃）に冷やして用いられています。この金属系遊雅堂 賭け条件コイルは、複数の遊雅堂 賭け条件コイルと永久電流スイッチを遊雅堂 賭け条件接続でつないで閉回路とすることで、外部からの電流供給なしに長時間（1年以上）一定磁場を保つ永久電流運転がおこなわれています。永久電流運転は、少ない運転電力で高い磁場を安定して得られることから、医療現場におけるMRIの普及を促進しました。

高温遊雅堂 賭け条件線は液体窒素温度（マイナス196℃）で遊雅堂 賭け条件を実現できることより、希少資源のヘリウムを使わないMRI装置として期待され、AMEDのプロジェクトでレアアース系高温遊雅堂 賭け条件線材を用いたMRIコイルの開発が進められてきました。レアアース系遊雅堂 賭け条件線材は遊雅堂 賭け条件接続ができないために永久電流運転ができず、常に電源から電流を流し続ける必要があり、きれいな画像が取るために特別に安定度の高い電源の開発も必要でした。

古河電工では、古河電工の米国の子会社であるスーパーパワー社のレアアース系高温遊雅堂 賭け条件線材を用いた試験用遊雅堂 賭け条件コイルと永久電流スイッチを製作して、それぞれを遊雅堂 賭け条件接続して遊雅堂 賭け条件コイル装置を製作しました。東北大学で、この遊雅堂 賭け条件コイル装置を小型冷凍機により20K（マイナス250℃）に冷却して、永久電流スイッチを開の状態で電源より100Aの電流を流して3500ガウスの磁場を発生させたのちに、永久電流スイッチを閉として外部電源から切り離した状態で、100Aの電流が24時間以上流れていることを確認しました。磁場減衰が安定した状況で10時間の磁場減衰の測定結果より、接続抵抗として10^-12Ω台の遊雅堂 賭け条件接続を確認しました。

古河電工では本技術開発の成果をベースに、遊雅堂 賭け条件接続の臨界電流の向上による低抵抗化など、引き続き永久電流技術の開発に取り組んでまいります。

永久電流技術の開発は、MRI装置以外にも核磁気共鳴装置（NMR）や、遊雅堂 賭け条件浮上装置など、高温遊雅堂 賭け条件線材を応用した機器の実現に向けて貢献するものと期待しております。