新事業開拓を加速、東京大学に社会連携講座を開講
〜オープンイノベーションで革新的な技術開発を〜
当社は、国立大学法人東京大学(総長;五神 真、以下 東京大学)工学系研究科に社会連携講座を開講しました。当社の新素材技術に東京大学の学術的知見を融合し、新しい発想での生産性の向上や新事業の開拓をさらに加速します。
背景
社会連携講座は、東京大学が企業の出資を元に社会(企業の)課題を解決する包括的な共同研究の枠組みです。企業の保有する固有技術やノウハウと東京大学が有する高度な技術、幅広い見識の融合により、多様で革新的な技術開発を行っています。
当社は、品質や生産性の向上を目指して、「ものづくり」へのIoT/AI関連技術の応用に取り組んでいます。本取り組みには、これまで培ってきたプロセス設計と制御技術にセンシングやデータ収集、解析、活用など多岐にわたる活用ノウハウを蓄積する必要があります。また、先端新素材研究についてイノベーションを図り、生産技術を見越した技術開発について、より良い成果を早く獲得するため、産学連携の検討を進めてきました。
内容
このたび当社は、東京大学工学系研究科に社会連携講座「次世代の信号・電力伝達技術の創生」を本年2月から開講しました。開講期間は2021年1月末までの3年間となります。
今回開設する社会連携講座では、当社が長年にわたり培ってきた新素材研究や生産技術などに東京大学工学系研究科が有する高度な学術的知見を融合することで、新しい発想での品質、生産性の向上、新事業、新製品の創出、および高度な専門人材の育成を目指し、以下の領域でテーマを実施します。
- ものづくり革新につながるIoT関連技術の活用
IoT、AIをキーワードとし、品質、生産性の向上に資する研究開発 - 新事業、新製品の創出(製品設計、プロセス設計、制御技術)
カーボンナノチューブ電線、熱電変換素子などの新素材研究開発
概要
講座名; 「次世代の信号・電力伝達技術の創生」
研究目的; 電装、通信、エネルギー伝送等の機能部品に関して、設計理論および生産技術の研究、提案を行う。
研究実施場所; 東京大学および当社
研究期間; 2018年2月1日から2021年1月31日まで