浮体式洋上風力プラント用超高圧ダイナミック海底ケ-ブル開発業務を受注

2019年6月4日

当社は、英国カーボントラスト社から超高圧ダイナミック海底ケーブルの技術開発業務を受注しました。
本開発業務は、カーボントラスト社と12の国際的な洋上風力発電開発事業者間の連携により実施されている浮体式洋上風力発電プラントの商業化の支援・普及促進を目的としたR&Dイニシアチブの一環として、浮体式洋上風力発電プラント実用化のボトルネックとなっている、洋上変電所(サブステーション)から陸上に送電するための130kV~250kV超高圧ダイナミック海底ケーブルの開発を行うものです。

背景

当社は、2013年に「経済産業省からの委託事業である福島・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業向けに世界初となる電圧66kV超高圧ダイナミック海底ケーブルを納入した実績があり、今回は、その実績に裏付けられた当社の技術力が高く評価されたものです。
日本でも再生可能エネルギーの拡大に向け、洋上風力発電の導入が期待されておりますが、風況が良い遠浅の海域が少なく、大水深の海域に設置できる浮体式洋上風力発電の実用化への期待が高まっています。

内容

当社は、これまで培ってきた技術を生かし、より高電圧のダイナミック海底ケーブルを開発することで、再生可能エネルギー分野での更なる貢献を目指します。
これにより、再生エネルギーの主電源化等、将来のエネルギーミックスの転換に貢献し、当社電力事業部門が目指す超高圧分野でのアジアのメインプレ-ヤ-となることに邁進していきます。

備考

用語解説

ダイナミックケーブルとは浮体構築物の動きに合わせて海中で浮遊することのできるケーブルのことで、浮体式洋上風力発電プラントの構築には欠かせない技術です。