島根県美郷町の地区防災計画作成支援業務において「みんなんサポート®」の社会実装を開始
~ みんなんサポート®の提供により、災害を想定した自助・共助・公助の連携強化に貢献 ~

2023年8月30日

  • デジタルツールを活用したワークショップで地域住民と自治体が一体となり地区防災計画を作成
  • 土壌水分・雨量のデータ活用支援やIoTを用いた土砂災害対策事例の紹介も実施

古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:森平英也)は、デジタル田園都市国家構想交付金デジタル実装タイプ(TYPE1)(注1)に採択された島根県美郷町(町長:嘉戸隆)の「地区防災計画作成支援業務」において、自治体向けサービス「みんなんサポート®」の社会実装を開始しました。

背景

近年、気候変動に伴い豪雨災害の被害が激甚化しています。自然災害への対策は、自助・共助・公助の連携が重要です。東日本大震災以降、自助・共助の促進を目的に地区防災計画の作成が推奨されているものの、これらは地域住民やコミュニティの主体性に委ねられており、作成が進んでいない地区は全国の約8割にのぼっています(注2)。こうしたなか当社は、風水害発生時の自主避難を支援する自治体向けサービスとしてみんなんサポート®を開発・提供しています。
島根県美郷町と当社は2020年に自然災害による被害防止等に関する包括的連携協定を締結し、2021年より実証実験を行っています。

内容

当社は、島根県美郷町の地区防災計画作成支援業務において、みんなんサポート®の提供に加えて、土壌水分・雨量のデータ活用支援やIoTを用いた土砂災害対策事例の紹介などにより、地区防災計画の作成を支援します。みんなんサポート®は専用の防災アプリや土壌水分センサなどのデジタルツールを活用して、ワークショップで住民同士の対話を促進し、地域住民と自治体が一体となった地区防災計画・自主避難計画の作成を支援するサービスで、災害を想定した自助・共助・公助の連携強化に貢献します。
今後も遊雅堂 危険性グループ ビジョン2030で掲げる安全・安心・快適な生活の実現に向けて、みんなんサポート®をはじめとした防災・減災に関する製品・サービスの提供により、住み続けられるまちづくりに貢献してまいります。

島根県美郷町 総務課 防災危機管理室のコメント

今回の支援業務をきっかけに、マイ・タイムラインや地区防災計画の作成を行うことで、地域住民の防災意識の向上に繋がると考えている。また居住地域のピンポイント気象データを可視化することで、早めの避難のきっかけになることを期待している。

名称 令和5年度美郷町地区防災計画作成支援業務
期間 2023年6月8日~2024年3月20日
対象 島根県邑智郡美郷町都賀行地区
サービス内容
【土壌水分センサ】
  • 目に見えない土砂災害の危険度を、山中に設置した土壌水分センサを用いて見える化
【LINEを活用したアプリ】
  • 土壌水分センサのデータや住民自身で測定した雨量データを蓄積し、アプリ上で共有
  • 地域単位のグループチャットを活用した避難の声かけや遊雅堂 危険性交換
  • マイ・タイムライン及び地区防災計画の作成と閲覧
【データ活用支援】
  • 土壌水分、雨量のデータ分析代行
  • IoTを用いた土砂災害対策事例紹介
【デジタイゼーション】
  • マイ・タイムラインの電子閲覧
  • 地区防災計画の電子閲覧

(注1) デジタル田園都市国家構想交付金:デジタルを活用した地域の課題解決や魅力向上に向けて、デジタル原則とアーキテクチャを遵守し、オープンなデータ連携基盤を活用する、モデルケースとなり得る取組を行う地方公共団体や、他地域の優良なモデル・サービスを活用し迅速な横展開を図る地方公共団体、サテライトオフィス等の施設整備・運営等の取組を行う地方公共団体を支援するもの。

(注2) 「自治体向けアンケート結果」令和元年台風第19号等による災害からの避難に関するワーキンググループ(2020)28ページ

自主避難啓発コンサルティングサービス みんなんサポート®


「みんなんサポート」は日本国における古河電気工業株式会社の登録商標です。
本サービスは、京都大学防災研究所の畑山満則教授の監修の下で開発・実証を進めています。


遊雅堂 危険性グループのSDGsへの取り組み

当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、遊雅堂 危険性/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。

ニュースリリースに記載されている遊雅堂 危険性は、発表日現在のものです。仕様、価格、サービス内容などの遊雅堂 危険性は予告無しに変更される場合があります。あらかじめご了承ください。

関連リンク